秋田県湯沢市にある小安峡温泉は、景勝地・小安峡の渓谷沿いにある11軒の温泉宿が建つ温泉街です。山間の緑豊かで、春から夏は新緑、秋は紅葉の美しい地です。特に紅葉はあたり一面が彩られ、全国から多くの観光客が訪れます。温泉街周辺の観光をご案内します。
1.小安峡大噴湯 (おやすきょうだいふんとう)
小安峡は皆瀬川の急流により浸食されることで形成されたV字渓谷です。高さ60mもあり、橋の上から見る景色は圧倒されます。
渓谷の岩づたいの階段を60m程下ると、遊歩道が整備されています。遊歩道からは、岸壁の間から熱湯と蒸気が激しく噴き出している光景を見ることができ、自然の力の凄まじさに圧倒されます。
春は新緑に秋は紅葉、冬は渓谷にできる大きなつらら「しがっこ」を楽しむことができます。紅葉の例年の見頃は10月下旬~11初旬です。
※階段の上り降りが心配な方は、橋の上からでも渓谷の景色を楽しむことができます。
2.泥湯温泉・川原毛地獄
泥湯温泉
標高700mの秘湯・泥湯温泉。「泥湯」とは湯の色が濁っていることが由来と言われています。2019年に奥山旅館がリニューアルオープンし、宿泊も日帰り入浴もできます。
泥湯温泉よりさらに山の上の方に上がると日本三大霊地の川原毛地獄があります。
川原毛地獄(かわらげじごく)
標高800m、今でも吹き出ている火山ガスで草木一本も生えない灰色の山肌が現れます。鼻をつく強い硫黄臭があたりに漂っていて、不気味な様相をしています。青森県の恐山、富山県の立山とともに日本三大霊地の一つです。遊歩道が整備され歩くことができます(火山ガスや立ち入り禁止区域には要注意)。(11月上旬~5月上旬の冬期間は道路閉鎖)
3.栗駒山
秋田・岩手・宮城の3県にまたがる標高1626mの名峰。花の名百山であり、秋には山全体が茜色に紅葉し「神の絨毯」とも称される紅葉の名所でもあります。紅葉シーズンは登山客に加え紅葉狩りの観光客も多く訪れます。紅葉シーズンは9月下旬から10月中旬。
中腹の須川温泉の源泉かけ流しのお湯と、標高1,100mの絶景露天風呂がとても人気があります。紅葉の時期は、一面紅葉の大パノラマになります。
4.稲庭うどん
湯沢市稲庭町は稲庭うどんの発祥の地です。名店「佐藤養助」の本店をはじめ、何軒も稲庭うどんのお店があります。350年の歴史のある稲庭うどんの本場の味を是非ご賞味下さい。
5.川連漆器
川面漆器(かわつらしっき)は湯沢市川連町に伝わる、800年の歴史のある伝統工芸品です。川連漆器伝統工芸館では箸やお椀などの食器からテーブルや箪笥などの展示販売をしてるほか、川連漆器の歴史や実際の工具や道具が展示されている資料館があり、川連漆器の魅力を深く知ることができます。
団体旅行や個人旅行などのご相談がございましたら、お気軽にご相談ください。
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